自己否定のループから少しだけ抜け出せる考え方

公開:
更新:

こんにちは。

本記事では「自己否定のループから少しだけ抜け出せる考え方」を紹介します。

以前から私は自己否定のループに陥りやすい性格でした。しかし、最近、少しだけ抜け出せる考え方を見つけたので、それを紹介します。

自己否定ループで悩んでいる方の参考になれば幸いです。

具体的な悩み

自己否定のループとは、自分を責めたり、自分を貶めたりすることが繰り返される状態のことです。

たとえば、以下のようなループを繰り返してしまうことがあります。

  1. 何かの出来事が発生する
  2. その出来事に対して自分を責める
  3. 自分を責めることで、ネガティブな気持ちになる
  4. ネガティブな気持ちになることで、他の場面でも失敗が起きる
  5. その失敗に対して自分を責める
  6. 自分を責めることで、ネガティブな気持ちになる
  7. 以降、繰り返し

このような状態に陥ってしまうと、自分を責めることが当たり前のようになり、自分を肯定することが難しくなります。

ネガティブな状態が続くせいで、追加の失敗を招いてしまうこともあります。

生きていたら、もちろんかなり落ち込んでしまうような問題や状況もあります、それは仕方ないです。

しかし、大した問題ではなかったのに、いつのまにか自己否定のループに陥ってしまうこともあります。

自己否定のループから少しだけ抜け出せる考え方

自己否定のループから少しだけでも抜け出せるように、私は以下のように考えるようにしています。

  1. 「事実」と「思考」を分別して考える
  2. 自分を責める「思考」は許容しつつ、自分をフォローする「思考」にも意識を向ける
  3. 自分を責める「思考」を、自分を少し改善する「思考」に育てる

これらの考え方を実践することで、私は自己否定のループに陥ったとしても、少しだけ抜け出せるようになりました。

考え方1: 事実と思考を分別して考える

自己否定のループに陥ってしまうと事実と思考が混ざり合ってしまいがちなので、きちんと分別して考えることが大切です。

たとえば「仕事で大きな失敗してしまい、自分はダメなやつだと責めた」場合、事実と思考を分別して考えると、以下のようになります。

  • 事実: 仕事で失敗した
  • 思考: 自分がしてしまった失敗は大きいと思う。自分はダメなやつだと責める

仕事で失敗したことは事実ですが、その失敗が本当に大きいかどうかはその状況によって異なります。もしかすると、失敗は大きくないかもしれません。

「自分はダメなやつだ」と責めるのは、自分の思考です。事実ではありません。

こちらは別の記事でも紹介した考え方です。

考え方2: 自分を責める「思考」は許容しつつ、自分をフォローする「思考」にも意識を向ける

自己否定のループに陥ってしまうと、自分を責める「思考」に意識が向いてしまいがちです。

しかし、自己否定したくなるような状況でも、自分に寄り添って自分をフォローするような「思考」も存在しているはずですので、その「思考」にも意識を向けるようにします。

たとえば、仕事で大きな失敗をしてしまったときには、以下のように考えます。

  • 自分を責める「思考」: 今回失敗してしまった自分はダメなやつだ
  • 自分をフォローする「思考」:
    • 今回の失敗は自分だけの責任ではなく、周囲の状況も影響しているので落ち込みすぎても仕方がない
    • 今回の失敗は実はそこまで問題ではないかもしれない
    • 今回の失敗はたまたまのケアレスミスだったかもしれない

自分をフォローする「思考」は正しいものとは限りませんが、この「思考」も意識しておくと自己否定のループから少しだけ抜け出せるようになります。

考え方3: 自分を責める「思考」を、自分を少し改善する「思考」に育てる

追加で失敗を招かないようにするためには、自分を責める「思考」を、自分を少し改善する「思考」に育てることが大切です。

自分を責める思考は理想の自分との対比によって生まれることが多いので、自分を少しでも改善する思考に育てることで、自己否定のループから少しだけ抜け出せるようになります。

  • 自分を責める「思考」: 今回失敗してしまった自分はダメなやつだ
  • 自分を少し改善する「思考」:
    • 今回の失敗から得られた教訓をしっかり整理しておこう
    • 次回は成功するように、事前にしっかり準備しておこう
    • 今回の失敗は仕方がない、今やるべきことに集中しよう

失敗してしまった場所にとどまらず、少しでも改善しようと意識することで、自己否定のループから少しだけ抜け出せるようになります。

おわりに

今回は「自己否定のループから少しだけ抜け出せる考え方」について紹介しました。

もちろん、この考え方がすべての人に有効とは限りませんが、参考にしていただければ幸いです。

ご覧いただきありがとうございました。